タイトル | 富裕層のNo.1投資戦略 |
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著者名 | 高岡 壮一郎 |
ジャンル | 投資/資産運用 |
サイズ | 四六判上製 |
頁数 | 372P |
ISBN | 978-4-86280-544-7 |
税込価格 | 1,944円(本体1,800円) |
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高岡 壮一郎(ヘッジファンドダイレクト株式会社 代表取締役社長)著
ここまでの業界の流れを簡潔にまとめると図表36の通りだ。
この流れがフィンテック革命で加速する。従来はアメリカ社会の変化を10年間かけて追いかける形で日本社会は進行していたが、今やアメリカと同じスピードで日本も変わるからこそ革命と言われている。
米コンサルティング大手マッキンゼー・アンド・カンパニーは、2015年9月に発表した『グローバルバンキング・アニュアルレビュー2015年版』において、今後10年間で、フィンテックによって銀行の利益が60%減少し、売り上げが40%減少すると予測した。
具体的には、消費者向け貸付(クレジットカード、自動車ローン等)の分野で、今後10年間で利益が60%減少し、売り上げが40%減少すると予測されている。
また、送金、中小企業への貸し出し、および資産管理の分野では、利益が10%から35%減少すると予測されている。
フィンテック革命によって、ベンチャー企業は低い価格で利用者にサービスを提供することが可能となり、従来の金融機関にとって利益率が最も高い部分を奪い取るクリームスキミング現象が起きる。資産運用分野で言えば、付加価値の高い分野として、ファンドの投資助言がある。従来、情報の収集・解析には多数のリサーチ・アナリストが必要で、そのため、規模と知名度を誇る巨大金融事業者に優位性があった。しかし、近年、スクレイピングの技術を利用して、膨大な金融情報・企業情報の中から有益な情報を収集し、収集されたデータを解析した上で、利用者のニーズに応じた情報を提供するプレイヤーが登場しフィンテックビジネスの一角を占めるようになっている。
なお、テクノロジーによって従来プレイヤーに比べて、より効率的・より高品質にサービスが提供できるだけではない。次のように、従来の金融業界そのものを破壊する(disruption)コンセプトでフィンテック・ベンチャーが日米で勃興している。
図表37に挙げた日米ベンチャー企業は、銀行や証券会社そのものを中抜きしている点が大きな社会的インパクトがある。顧客ベネフィットの観点から、業界構造自体に変革を起こしているのである。フィンテック革命とは、何もスマホやビッグデータ、家計管理ソフトのことではない。それは手段に過ぎない。フィンテックの本質は「既存の大手金融機関を中抜きすることで、個人が便益を得るムーブメント」である。
政府の動きを見ると、2015年12月には金融庁がフィンテックサポートデスクを開設、銀行によるフィンテック企業への資本参加を可能とする銀行法等の改正等が行われる等、規制緩和やフィンテック推進策が進められている。
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フィンテック時代の資産運用
1999 年東京大学卒業後、三井物産株式会社に入社、海外投資審査、情報産業部門における新規事業立ち上げやM&A に従事。2005 年、あゆみトラストグループ(旧アブラハムグループ)を起業、ヘッジファンドダイレクト株式会社等のグループ各社の代表取締役社長に就任し、フィンテック領域にて富裕層向け金融事業・メディア事業を行う。
タイトル | 富裕層のNo.1投資戦略 |
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著者名 | 高岡 壮一郎 |
ジャンル | 投資/資産運用 |
サイズ | 四六判上製 |
頁数 | 372P |
ISBN | 978-4-86280-544-7 |
税込価格 | 1,944円(本体1,800円) |
COPYRIGHT 2017 (C) SOGO HOREI PUBLISHING
タイトル | 富裕層のNo.1投資戦略 |
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著者名 | 高岡 壮一郎 |
ジャンル | 投資/資産運用 |
サイズ | 四六判上製 |
頁数 | 372P |
ISBN | 978-4-86280-544-7 |
税込価格 | 1,944円(本体1,800円) |