タイトル | 富裕層のNo.1投資戦略 |
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著者名 | 高岡 壮一郎 |
ジャンル | 投資/資産運用 |
サイズ | 四六判上製 |
頁数 | 372P |
ISBN | 978-4-86280-544-7 |
税込価格 | 1,944円(本体1,800円) |
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高岡 壮一郎(ヘッジファンドダイレクト株式会社 代表取締役社長)著
ヘッジファンドは多国籍の投資家からのマネーの受け皿になるわけだが、より有利な税制・法律を持つ「オフショア金融センター」で設立されるものが多い。オフショアとは「沖合」という意味で、アメリカから見たカリブ海を指して使われるようになったとされる。
オフショアは俗に「タックスヘイブン(租税避難地)」と呼ばれる島国で、カリブ海・欧州・南太平洋沖に点在している。有名なのは、ケイマン、BVI(英領ヴァージン諸島)、ルクセンブルク、英領マン島、パナマ等である。2016年4月に出てきた「パナマ文書」では、オフショア利用者の個人情報が暴露され、「課税逃れではないのか?」と物議を醸した。UCC上島珈琲創業家三代目社長上島豪太氏や、セコム創業者で現最高顧問の飯田亮氏、楽天創業者三木谷浩史会長らの名前もパナマ文書から出てきた。
ただし、伊藤忠商事と丸紅の名前が出て、「単にビジネス利用で、租税回避ではない」と両社が回答していることからわかるように、会社のセットアップ・コスト削減に利用したり国際取引における二重課税を防止するために利用されていることが多い。
ファンドのスキームにおいてオフショア地域が使われる理由は、最小限の規制、低い税率、英文・法律のインフラ整備によるスピードの速さ等、投資家にメリットがあるからである。
なお、金融業界や国際ビジネス界隈ではオフショア法人の利用は当たり前で適切に利用している場合が多いと思われるが、無知な個人が勘違いをしていることがある。たとえば、日本でビジネスをしている経営者が、稼いだお金をオフショア法人に溜め込み納税をしないとなると、これは脱税であり単なる犯罪である。タックスヘイブンとは「租税避難地(haven)」という意味で、「税金天国(heaven)」という意味ではない。日本で活動している以上、海外スキームで無税を求めるのは無理であるし、それを実施するのも教唆するのも犯罪である。
したがって、世界に存在するオフショアというエリアを日本人であるあなたが活用したい場合は、オフショアのヘッジファンドに投資をして、ヘッジファンドの中で課税を避けながら出てきた高い税引後リターンを、ファンド出資者として手に入れて、それに対して日本で譲渡税を払う、というシンプルな形になる。
ファンドには、設立形態に着目した分類として、信託(ユニットトラスト)を活用した契約型と会社型の2つがある。利用頻度の高い契約型を例に取ると、以下のような関係者でファンドは成り立っている。
1 インベストメント・マネジャー(運用会社)
投資家から集めた運用資産に対して、ポートフォリオの管理並びに売買投資活動等のすべてに責任を持つ。投資家のお金が殖えるか減るかは、この運用会社の腕次第である。
運用会社の権限は、運用指図をするだけであり、投資家の資金を自分で預かったり、ファンドの時価を算出することはしない。
2 トラスティー
投資家と投資契約を締結する主体。「ケイマン籍○○ファンド」という名前で主にオフショア地域に設定される。投資家から集めた資金の受託者の立場で、一般的に「ファンド」と言えばここを指す。投資家から見ると、運用会社が投資スキルがあるプロで、彼らが運用してくれる金融商品がトラスティー(ファンド)というイメージになる。
3 カストディアン(資産管理会社)
投資家の資金を保全保管する会社。ここに投資家の資金が保管されていることで、運用会社の破綻から投資家の資金は守られることになる。
4 アドミニストレーター(事務管理会社)
ファンドの取引を記帳する等の事務を行う。ファンドの購入・解約事務や、顧客の保有財産の計算、ファンドの運用成績の計算等を行う。運用会社と別にアドミニストレーターがあることで、ファンドマネジャーによるパフォーマンスの自作自演や虚偽報告を避ける仕組みにしている。
5 プライムブローカー(証券会社)
ファンドの取引の執行・決済を行う。また、信用取引に必要なクレジットも提供する。
6 監査法人
ファンドから独立した立場で、会計監査を行う。
投資家からみたファンドのコスト構造は、以下のようになる。
①インベストメントマネジャーに対して、パフォーマンスに応じた成果報酬を払う(例投資家の資金が殖えた分の20%)
②資金を預かってくれるカストディアンや、計算をしてくれるアドミニストレーターにファンド規模に応じて固定報酬を払う(例投資家の資金残高に対して1%)
③監査法人やプライムブローカーを利用したときの利用料を払う
ヘッジファンドのリターンは、これらのコストをすべて控除したもので表す。
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フィンテック時代の資産運用
1999 年東京大学卒業後、三井物産株式会社に入社、海外投資審査、情報産業部門における新規事業立ち上げやM&A に従事。2005 年、あゆみトラストグループ(旧アブラハムグループ)を起業、ヘッジファンドダイレクト株式会社等のグループ各社の代表取締役社長に就任し、フィンテック領域にて富裕層向け金融事業・メディア事業を行う。
タイトル | 富裕層のNo.1投資戦略 |
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著者名 | 高岡 壮一郎 |
ジャンル | 投資/資産運用 |
サイズ | 四六判上製 |
頁数 | 372P |
ISBN | 978-4-86280-544-7 |
税込価格 | 1,944円(本体1,800円) |
COPYRIGHT 2017 (C) SOGO HOREI PUBLISHING
タイトル | 富裕層のNo.1投資戦略 |
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著者名 | 高岡 壮一郎 |
ジャンル | 投資/資産運用 |
サイズ | 四六判上製 |
頁数 | 372P |
ISBN | 978-4-86280-544-7 |
税込価格 | 1,944円(本体1,800円) |