書店でビジネス書ランキング第1位 「富裕層のNo.1投資戦略」（高岡壮一郎著、総合法令出版）
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「富裕層のNo.1投資戦略」特設サイト
高岡 壮一郎(ヘッジファンドダイレクト株式会社 代表取締役社長)著
金融リテラシーが低い人は「リターンを出すにはそれと同等のリスクをとるしかない」と勘違いしているが、実は「低リスク高リターン」が実際に存在することは何度も強調してきた通りである。その実例として、低いリスクで安定的に稼ぐヘッジファンドCは日本の富裕層に人気がある。
世界債券のリスク（年平均価格変動率）は約6.5%であるが（Barclays Global Aggregate Bond Index）、それ以下である3.08%のリスク（ボラティリティ）を取り、年平均リターン5.82%（コスト控除後、19年間）をコツコツ稼ぎ出している。
低リスクの運用にも関わらず、投資家の資金は19年で約3倍となった（図表29）。「Hedge Fund Manager of the Year」で2年連続受賞（2015・2016）するほど著名である。
戦略としては、あらゆるヘッジファンド戦略に分散投資をする形で、リスクは世界債券以下に抑えている。これまで年次で２回しかマイナスになったことはなく、月次ベースで見るとおおよそ7割以上の月がプラスとなる。
同ファンドはイギリスベースの運用チームで、主に15年以上の運用実績のあるヘッジファンドに投資する「ファンド・オブ・ファンズ戦略」をとる。
株や商品に投資をして上がるか下がるかに賭けているようなヘッジファンドや、債券に高いレバレッジをかけてロング・ショートするようなヘッジファンドを慎重に避けながら、各ファンドの価格変動を打ち消し合うようなポートフォリオを組み込むようにアロケーションを行うからこそ、最終的に「低リスク・ミドルリターン」の運用成績を安定的に継続している（図表30）。
【主な特徴】
前述の通り、シャープ・レシオとはリスク1単位あたりのリターンを示した指標である。高いほど優秀なファンド、高品質なファンドと言える。
この2点の事実から見ても、ヘッジファンドＣの1.89というシャープ・レシオは特筆に値する実績であることがわかるだろう。
シャープ・レシオは投資のモノサシの1つであり、これが絶対的ではないものの、投資家としては実務的に使いやすい。
このモノサシが個人投資家に浸透すればするほど、日本の金融業界の品質が向上することになる。顧客第一主義に行動するように金融庁が大手証券会社や大手銀行に常々指導しているが、上からの規制だけでは、その規制をすり抜け、低品質の金融商品を金融リテラシーが低い層に売りつけて販売手数料を稼ごうとする販売業者とのイタチごっこになるだけである。
最終的な買い手がモノサシを持ち、商品の真贋の見分けをつけて、高品質を求めるようになってこそ、業界の質の向上、変革につながるのである。
なお、日本で販売されている仕組み債のように、オプションを使って運用する場合は、シャープ・レシオは適切な物差しとならない点には気をつけていただきたい。
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フィンテック時代の資産運用
1999 年東京大学卒業後、三井物産株式会社に入社、海外投資審査、情報産業部門における新規事業立ち上げやM&A に従事。2005 年、あゆみトラストグループ（旧アブラハムグループ）を起業、ヘッジファンドダイレクト株式会社等のグループ各社の代表取締役社長に就任し、フィンテック領域にて富裕層向け金融事業・メディア事業を行う。
| タイトル | 富裕層のNo.1投資戦略 |
|---|---|
| 著者名 | 高岡 壮一郎 |
| ジャンル | 投資／資産運用 |
| サイズ | 四六判上製 |
| 頁数 | 372P |
| ISBN | 978-4-86280-544-7 |
| 税込価格 | 1,944円（本体1,800円） |
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| タイトル | 富裕層のNo.1投資戦略 |
|---|---|
| 著者名 | 高岡 壮一郎 |
| ジャンル | 投資／資産運用 |
| サイズ | 四六判上製 |
| 頁数 | 372P |
| ISBN | 978-4-86280-544-7 |
| 税込価格 | 1,944円（本体1,800円） |
